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レーザー光凝固術 |
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当院は平成22年にスペクトラルドメインOCT(光干渉断層計)を導入しました。網膜の断層像、3D網膜マップが患者さんにも分かる形で鮮明に観察できるようになり、診断、治療方針の決定、および治療効果の追跡、判定に役立っています。 平成28年に新型デジタル眼底カメラを導入し、前眼部写真、無散瞳、散瞳カラー眼底撮影、蛍光眼底撮影などの検査がより高画質に検査できるようになり、さらにそれらの検査データーを長期保存できるデーターベースを構築しました。
当院のマルチカラーレーザー光凝固装置は現在3台目で、波長、照射時間、スポットサイズを最適な条件に設定し、下記の眼科疾患の治療を行っています。レーザー光凝固術は非観血的で、組織に侵襲が少なく、ほとんど苦痛を与えることなく行える眼科治療です。
今では眼科領域の多くの眼底疾患(糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、高血圧性眼底出血、黄斑上膜、黄斑円孔など)の診療は、こうした検査機器の革新的な進歩のよって、目に見える、患者様にも分かりやすい、質の高い眼科診療へ進化しています。眼科診療は5年が一昔といわれるぐらい日進月歩の世界です。患者様に丁寧な診療、最善な治療方針の選択に日々精進してまいる所存です。 |
糖尿病網膜症 |
成人失明原因疾患の第一位。早期の糖尿病内科管理と定期的眼底検査を必ず受けましょう。レーザー網膜光凝固術が有効です。治療開始時期を逃さなければ、進行をくい止めることができます。 特に40〜50歳代発症の糖尿病は眼底の網膜症の進行が早い傾向があります。 |
眼底出血 |
高血圧や動脈硬化からくる眼底出血は視力を脅かす疾患です。網膜の中心に当たる黄斑部に出血、浮腫を起こすことが多く、早期の適切な治療が不可欠です。最近では眼球の後方に炎症止めの注射を行い、浮腫を軽減させた上で、レーザー網膜光凝固術で治療します。 |
網膜裂孔 |
網膜剥離の前兆病変です。飛蚊症を自覚したら早めに眼科検査を受けましょう。 早期発見できれば、レーザー網膜光凝固術で、網膜剥離を未然に防げます。 |
加齢黄斑変性 |
特に片眼に起こる歪視、中心暗点には要注意です。近年は新しい抗VEGF療法の進歩により、光凝固治療の適応は減少しています。早期発見、早期発見でしか救えない致命的視力障害をもたらす疾患です。視力低下を自覚したら、すぐ眼科受診をしましょう。 |
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